映像製作団体【Phono-Vision】(フォノビジョン) のページです。
 

その3 -2004.01.01-
我々が行ったのは、本当に伊豆半島だったのだろうか?
行く先々で、ファールフライでアウト!
みたいな、あの感じ。
むしろ“捕邪飛”と表現したくなるような、
必要以上に固苦しいやり切れなさ。
ここまで伊豆半島から疎遠にされるには、理由があるのではないか?! お互いの背中にウンコでも、くっ付いているのではないかと確認したほどだ。確かにお互いの背中に、ウンコ的な雰囲気を感じた。でも…。
何にお金を使ったかも、あまり憶えていない。
手元には何故か“小吉”のおみくじがある。
そう言えばその後“小凶”を引いた。
プラスマイナスゼロで2004年のご利益は、すでに終わった!
TND監督は、いわく付きの大吉を手に入れた。
あれは俺の大吉なんだ!!
おみくじのバカヤロウ。しかし無事で返ってこれたのだから良しとすべきか…。

帰ると大河ドラマ、名作・伊達政宗が放送されていた。
“残躯ハ天ノ赦ス所、楽シマザレバ是レ如何”
なるほど、如何をどうとるかにもよるが、政宗の言葉が骨身に沁みる2004の幕開けになったとさ。

というわけで、明けましておめでとうございます。
  


その2 -2004.01.02-
「さ〜て、どんな旅になることやら」
と我々のはしゃぎっぷりは、何から手をつけようか迷ってしまう
…おせちの絢爛豪華に惑わされるソレと同じであった。
伊豆2日目のTND監督の
「今のところローソンのもつ鍋セット(490円)が一番美味かったかな…」
という言葉を聞くまでは。
(はっきり聞こえたのだ…ローソンのもつ鍋と!!)
正直言うと、筆者もウスウス感じていた。
「ローソンのもつ鍋うまかったな…はまっちゃうかも…」
!!
はっきり言っておく、我々は今回の2日間の旅で一人当たり
25000円以上使っている。おまけに無駄に神通力を養う旅と称したために、宿は極寒の砂浜にテントを突っ立てて過ごし、魚を釣り上げて自給自足、などの“自己満足の連続”をたけしの挑戦状的なクソゲー(aka名作)をやるような感覚で行なっていた。
そのため金を使うときは、迷わず思いっきり使っていた。
(※精神力を養う為に行ったので、ピンクな場所には行なってない)
ただ東伊豆方面の色街を通過する時、TND監督と想像ピンク合戦を行なったことはカムアウトしておく。

当初の目的を忘れ、我々は王様のブランチに叛旗をひるがえすような旅を志していたのだろうか。今となってはどうでもいいことか。
が、我々の乗車していた日産キューブは天城を越える四輪バスティーユ監獄と化していた、とだけは言っておく。
そんな自給自足にもかかわらず激高な旅を
(もうこの際、このキャンプを一月革命と呼ぶことにする)
していたはずなのに、ローソンが一番美味だなんてありえるはずがない。
綺麗な星空、伊豆の看板娘たちの笑顔……プライスレス。
違う。違うぞ。旅費とかガソリン代とか、かかってるんだ。全然プライスレスじゃない。万札がバンバン飛んだ割高な星空だ。チェストーー!
「トンネルがいっぱいあった。特産品はワサビだらけ」
これが伊豆半島を体感した結果だ。何たる有り様。
---続く


謹賀新年! -2004.01.01-
2004年飛躍祈願のキャンプと称して、元旦からカメラ片手に伊豆半島を一周する旅に行ってきた。
コンセプトは
『あくまで上品に、主婦層にウケそうな旅。
撮ったテープをTBSに持っていったら王様のブランチで
“伊豆半島の旅・ぶ〜らぶらブランチ”として
放送されるくらいの親しみやすさ』
といった感じである。
美味いものを喰ったり、伊豆の芸者にタッチしたり、温泉でオーシャンビューしてみたり、そういった伊豆半島という名のおせち料理を堪能する計画だった。
-------続く




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